総会報告第18回

第18回総会・懇親会

第18回 医学開成会 総会が11月16日(日)ホテルメトロポリタンエドモント(飯田橋)で開催されました。

岸田文雄元内閣総理大臣(S51卒)が特別講演してくださり、過去最多269名参加の盛況となりました。

永井良三会長(S43卒)のご紹介でご登壇され、

前半は開成時代のエピソード。二世代前の汚い木の床の高校校舎で、いかに服を床に触れずに着替えるか」という技術が外務大臣時代に発展途上国で同様の環境下タキシードを汚さずに着る際に活かされたことや、運動会でリーダーシップのあり方を学んだことなどをユーモアたっぷりお話しされました。

後半は「医療・福祉」と関連する財政のお話しでした。医療・福士以外の成長分野に労働力を回し、生産性を上げる必要があるという議論や社会保障制度を維持するためにも現役世代の負担を減らす必要があるという議論が進んでいて、今後様々な制度改正があるだろう。令和8年度の医療報酬改正はその試金石となる、といった医療者には厳しい内容のお話しでしたが、会場から「生産性を上げることと実際の医療とは隔たりがある。アドバイスいただけますか。」という質問に、「自分は政治家として(聞く力)(決める力)(伝える力)を意識してきた。皆様には、患者さんの話は聞くことは勿論だが(全て受け入れるというだけでなく)、医療者として決断し伝えることを意識していただきたいと考える。」とお答えになり会員皆うなずいていました。最後に、開成時代に人生を支える人脈を得たことの大切さを強調し講演を終えられました。

写真撮影では参加者が率先して椅子を片付けて撮影場所をセッティングするなど開成健児らしいチームワークを発揮して素晴らしい集合写真が撮れました。

懇親会は新井智之幹事(H13卒)の司会、久保田芳郎幹事(S42卒)の快活でウィットに富んだ乾杯のご発声でスタート。開成学園 樽見英樹理事長(S53卒)野水勉校長(S48卒)古川俊治参議院議員(S56卒)にご挨拶いただきました。ここでも主役は岸田先輩で参加者との記念撮影にご退席時間ギリギリまで快く応じてくださり、松井信平幹事(H14卒)の振りで皆んなと一緒に校歌を歌ってくださいました。

参加者にとっては岸田先輩や先輩、同級生、後輩と思い出や近況を語り合える素晴らしい会になりました。

当日、受付などで運営にご協力いただきました幹事や医学部学生の皆さん、本当にありがとうございました。

事務局長 岡本和久(S58卒)